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花粉症

朝、寒くて起きられない日々から

暖かい春がやってくると

くしゃみが連続で出たり

鼻水がとめどなく出てしまうので

ティッシュを鼻に詰めたままにしたり…

目もかゆくて

こすると肌も荒れてしまい…

そんな症状が出る花粉症(季節性アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎)に

関するページです。

 

原因

細菌やウイルスなど異物を排除する免疫システムが

働きすぎてしまい

ダニやハウスダスト、

スギ・ヒノキ・ブタクサなどの花粉に対しても

反応してしまう(アレルギー)と

症状が出てきます。

ダニやハウスダストなどの場合は

季節に関係なく1年を通して起きるので

通年性アレルギー性鼻炎、

花粉など季節によって起きるものを

季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)

と言われます。

数十年前と比べるとアレルギーで困っている人の数は

何十倍と増えていますが、

原因はわかっていません。

 

症状

・目の症状

 かゆみ

 異物感(ゴロゴロした感じ)

 涙が出る

 充血

・鼻の症状

 かゆみ

 水のような鼻水

 鼻づまり

 くしゃみ:急に出る、何回もでる

・その他

 のどのかゆみ、異物感

 肌荒れ

など

 

検査

問診:症状の確認、出現時期の確認など

視診:鼻鏡があれば鼻汁や鼻粘膜の状態を確認

皮膚テスト:皮内テスト、スクラッチテスト

 アレルギーの原因物質として疑われるものを

 皮膚内に入れて反応を見る検査

血液検査:血性特異的IgE検査(View 39)で

 アレルギーの原因物質(アレルゲン)を調べる

 結果と症状が合わないこともあるため

 結果の解釈には注意が必要です 

当院でもView 39を行うことができ

3割負担の方で5000円ほどかかります。

 

治療

内服薬
・抗ヒスタミン薬

 鼻炎症状に対して使用

 効果もありますが、眠気などの副作用にも注意が必要です。

 眠気はあまりないが効果もマイルドなものから

 効果も強いが眠気も強めのものまであり

 最近は効果も比較的強く、眠気もあまりないものもあります。

 副作用のため運転禁止のものもあります。

 また、

 貼り薬(アレサガテープ)も発売されました。

運転可能なもの

アレグラ(フェキソフェナジン):ジェネリックあり、1日2回

クラリチン(ロラタジン):ジェネリックあり、1日1回

ディレグラ(フェキソフェナジン+プソイドエフェドリン):1日2回、エフェドリンで鼻閉改善効果が期待、高血圧・冠動脈疾患・緑内障・前立腺肥大症などがある場合は要注意

デザレックス(デスロラタジン):1日1回

ビラノア(ビラスチン):1日1回、空腹時内服

 

運転禁止なもの

タリオン(ベポタスチン):ジェネリックあり、1日2回

アレジオン(エピナスチン):ジェネリックあり、1日1回

ザイザル(レボセチリジン):ジェネリックあり、1日1回

アレロック(オロパタジン):ジェネリックあり、1日2回

ルパフィン(ルパタジン):1日1回、鼻閉にも有効

 

・抗ロイコトリエン薬

 鼻閉が強い場合に使用

 オノン、キプレス、シングレアなど

 鼻水やくしゃみには効果がありませんが、

 鼻閉には効果が期待できます。

 抗ヒスタミン薬と併用することがあります。

 

点眼薬

内服薬と同じように抗ヒスタミン薬を主に使用します

(パタノール、ザジテン、アレジオンなど)。

コンタクトレンズをしている方でも使用できるものがあるので

薬局でコンタクトレンズをしていることを伝えてください。

症状が強い場合はステロイド剤が含まれる点眼薬を使用することもありますが、

眼圧が上昇することがあるため

眼科で緑内障などがないか確認してから

使用した方がよいでしょう。

 

点鼻薬

抗ヒスタミン薬(ザジテン、インタールなど)や

ステロイドが含まれたものを使用することが多いです

(ナゾネックスやアラミストなど)。

ステロイド薬は

あまり即効性はありませんが、

症状がなくても定期的に使用することで

効果が期待できます。

長期間の使用は避けた方がよいですが、

推奨された用法容量であれば

花粉症シーズン中の使用で副作用はあまりありません。

血管収縮薬

トラマゾリン、プリビナ、コールタイジンなどは

鼻づまりに即効性があります。

ただ、

使いすぎると効かなくなってしまうので

1日1〜2回

1〜2週間

限定的に使用することが勧められます

(テスト直前など)。

 

減感作治療

スギとダニの舌下免疫療法があります。

アレルゲンを少量体内に入れていくことで

過剰なアレルギー反応を抑えて

症状を和らげていく治療法です。

1日1回の服用を続け

80%ほどの方が症状改善し、

3年以上継続することで治療中止後も

改善効果が期待できます。

 

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