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インフルエンザがやってくる?!

[2022.12.23]

当院でも今週から急にインフルエンザA型の方が増えています。

2020年、2021年、そして2022年も

コロナ(COVID-19)とインフルエンザが流行ると危険だ、

と言われていましたが

2020年、2021年は例年と比較すると流行ることはありませんでした。

しかし、

今週の状況をみると今年2022年はインフルエンザA型が流行りそうです。

 

一般的な「かぜ」とインフルエンザを比べると

インフルエンザの方が急に発症し、

発熱、咳、筋肉痛や関節痛などの全身症状が目立ちます。

全身症状は、ベッドから動けない、座っていられず寝込んでしまう、

など日常生活に大きな影響が出てしまうほどです。

今年も流行っているコロナ(COVID-19)も

急に症状が出現し、咳や全身症状がみられるため区別が難しいです。

そのため、抗原検査などの結果に頼らざるを得ません。

 

当院では、

まずコロナ(COVID-19)とインフルエンザの感染を確認するため

抗原検査を行うことが多いです。

さらに

必要であれば遺伝子検査

(NEAR法:PCR 法と陽性一致率 93.3%、陰性一致率 98.4%とほぼ同等の精度)

も行い、COVID-19かどうか確認しています。

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インフルエンザワクチンについて

インフルエンザワクチンを接種しても

インフルエンザにかかってしまうことがあるため、

ワクチンを接種しても意味がない、と

言われてしまうことがあります。

しかし、

インフルエンザワクチンを接種することで

発病する人が40〜60%減る、

という報告があります(Belongia EA et al., 2016)。

また、

インフルエンザワクチンの効果は

発症予防、

入院・重症化・死亡を防ぐ効果があります。

さらに、

地域などで接種する人が増えると(接種率が上昇すると)、

乳児や高齢者、喘息や肺疾患など基礎疾患のある人が

感染する危険性を下げることができます。

乳児や高齢者、基礎疾患のある人は

インフルエンザにかかると肺炎や脳症など

合併症を発症する危険性が高いため

より注意が必要です。

 

年末は多くの医療機関が休診となるため

症状があり、感染症が心配な際は

年末となる前にご相談ください。

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