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天気と片頭痛の関係

[2024.05.06]

天気と痛み

天気と体調の関係は何十年も前から

研究されています。

天気による体調不良や痛みは、

それぞれ「気象病」や「気象痛」と

言われることもあります。

これまで

関節痛や腰痛は低い気温

(Mc Gorry RWら、1998)、

歯の痛みは気圧変動

(Kloss-Brandstatter Aら、2011)と

関係があると言われています。

天気と片頭痛

片頭痛の発作も天気で引き起こされると

感じる方も多くいらっしゃいます。

ただ、

天候(天気、気圧、気温、湿度)によって

片頭痛の発作数は変わらない、

という報告もあります

(Villeneuve PJら、2006)。

最近では、

「頭痛ーる」という気圧などの予報と

体調を管理するアプリを用いた研究があり、

4000名以上のユーザーの頭痛データ解析から

気圧変化、降雨、湿度が

頭痛発生にとって重要である

という結果が得られました

(Masahito Katsukiら、2023)。

具体的には、

低気圧、高湿度、降雨、

6時間前と比較して大きな気圧低下、朝6時の高気圧、翌日朝6時の低気圧、

1週間かけて気圧が低いままであること、

1週間かけて気圧が大きく低下していることが

頭痛発生と関与することがわかりました。

天候によって片頭痛が引き起こされる

とする報告もあれば、

引き起こされないとする報告もあり、

現時点ではよくわかっていません。

 

もやもやしたまとめになってしまいましたが、

アプリを使いビッグデータが

解析されるようになっており

頭痛発生のメカニズムが

解明されることに期待します。

ゴールデンウィークは

比較的天候に恵まれましたが、

梅雨の時期が近付いているため、

五苓散などで対応できると

よいかもしれません。

 

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